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江別三好昇市長を表敬訪問!「日本語パートナーズ」江別市民ブロガーズ

江別市民ブロガーズの運営などさまざまな地域活動をしてきた三浦嘉大氏が、日本語教師として江別とベトナムの架け橋となるべく、江別を代表して派遣されるにあたり、その心構えを伝えるため、江別市長を表敬訪問しました。 そして、市民ブログへの掲載OKということで、なんと私も同行いたしました!!とっても緊張しましたが、直接、三好市長の江別への想いや描く江別の未来像のお話を聞くことができて感激でした!!

 

 

 

和やかで笑顔あふれる中で江別についても熱く語られています。ぜひ、最後までお読みくださいね!!

江別のPRと市民ブロガーズ

<三浦>これまで多文化共生の取り組みをしてきました。ベトナムでは、日本語のほかにも日本文化を伝えることもミッションの1つになりますが、日本を語るときには、江別や北海道のことを話すことが多くなるでしょう。

 

 

<市長> 市民ブロガーズなど江別のPRに貢献いただき、お礼申し上げます。市では、これまで以上に交流人口を増やしていかなければならないと考えています。観光情報にしても、これまでパンフレットなどでPRしてきましたが、反応が分からないことが課題でした。

 

そんな時に三浦さんから、SNSなど新しい情報発信手段について教えていただき、観光入込客数が100万人を超えるなど手ごたえを感じているところです。 一昔前にも、100万人規模のことがありましたが、これは野幌森林公園への入込が大きく影響していました。果たして、ここを訪れる人がどれほど市内に足を延ばしていたでしょうか?

 

※市長!市民ブロガーズにお礼なんて♡と嬉しくなって・・・「光栄です」と思わず(心の中で)叫びました※

 

外国人にもぜひ江別に訪れてほしい

 

<三浦>コープのお惣菜工場など江別市内の企業に研修に来ている外国人達は、FacebookやTwitterなどのSNSを使い、日々の出来事などを地元に伝えています。そこから評判が伝わり、研修に行くならぜひ江別へという反応が起きる可能性もあります。今、外国人の観光スタイルは、大型の観光地に飽きた人達が、日本の日常に触れたいという需要へと変化しています。広い意味では日本の日常も観光になるのです。江別で働いた外国人達が、今度は観光で江別を訪れるかもしれません。

 

<市長>就労訓練で江別へ来た人が、再度訪問する際に就労地を選べる制度があるので、ここで選ばれるまちになれると素晴らしい。就労訓練で訪れる外国人には、英語が分からず、現地語しか通じない人もいるので、このような人たちの通訳にぜひ大学生が活躍してくれると良いと思っています。

 

 

<三浦>ベトナム語は文法が非常にわかりやすいです。動詞で過去形などの活用をすることがなく、昨日のことを説明するときに“昨日”と時期を明らかにすれば、動詞は変化させることなく、そのままでよいです。ただし、発音が少し難しいかもしれないですね

 

<市長>日本に滞在する外国人にとって、住まいの問題、自治会やゴミ出しについてなど、様々な課題があります。

 

<三浦>私は、札幌の北24条商店街で、地域活性化の仕事もしていました。外国人達と地域が交流を進めることで、それまで買い物でスーパーを利用していた外国人達が商店街を利用するようになりました。

 

 

<市長>江別は、独自の歴史がある一方で、多様な人を受け入れられる土壌がある。道民そのものが、本州から来ているので、閉鎖的じゃないという風土が北海道にはある。そして、これからの北海道は、外と交流しなければ生き残っていけないのです。

レンガでつなぐ江別とベトナム

<三浦>ベトナムやネパールなどの国では、住居の基礎にレンガを使用します。 ベトナムでは、日本と気候が異なるので、密閉型ではないレンガの積み方をします。その土地に合ったレンガ技術が求められていて、江別のレンガ技術はそれが可能だと思います。

 

 

フード特区・江別の「食の臨床試験」

<市長>江別では、「食の臨床試験」をはじめとして、国際戦略特区の「フード特区」の指定を生かした取り組みが進めらています。このターゲットは北東アジアです。 どうしてかというと、この地域では、かつてもフランスなどの国の統治の影響で、食の欧米化が大腸がんの増加などをもたらしています。

 

これから国民所得が増えるにつれ、この傾向は強くなっていくでしょう。だからこそ、健康的な食習慣が求められるようになり、江別で開発されている機能性食品などが活躍できるのです。 これは国内での話ですが、かつてブロッコリーは遠方へ輸送するのが困難でした。

しかし、今は、成長させながら鮮度を保ち輸送する技術があります。そのため、江別のブロッコリーは神奈川県などで高い値段で売れています。道内で3番目のレタスは、本州では4月~5月が最盛期ですが、冷涼な北海道では、夏場が最盛期です。一番高く売れる時期に出荷することができるのです。 以上のことから、江別のブロッコリーなどの野菜は、道外で高い評価を受けています。

ブロッコリーとくせ毛と大泉洋?

 

<三浦>私の髪型もブロッコリーみたいだと言われます(笑)。実は天然パーマなのですが、江別市出身の大泉洋さんもくせ毛で有名です。江別はくせ毛が多いまちかもしれません(笑)。

 

 

※振り向いて同席する職員の方に「君もくせ毛だよね?雨が降ったらチリチリになるよね」って声をかけらてて、市長最高でした!※

 

江別を紹介するレアアイテムをいただき激励

<三浦>ところで、こういう話も含めて、今の時代は、インターネットで情報が流通します。マスメディアとともに、SNSも重要なメディアとして機能します。写真を使うことで外国人にも伝わりやすいという特徴があります。 江別駅前のラーメン店「半畳」にも、外国語発信していないのに、クチコミ情報を頼って外国人が訪れています。ガラス工芸館にも、ふらりと外国人が訪れ、工芸家の柿崎さんもびっくりしていました。団体旅行に飽きた外国人がじわじわと江別に来ているのです。

 

 

<市長>たしかに、スマホの登場は仕事の仕方までも変えましたね。

<三浦>江別は、新しいことを取り入れることが実は得意なのです。千歳空港から近く、札幌の隣にあることで、外国人たちは、そういう情報を頼って江別に来ます。じわじわで良いのです。そうすることで、気が付いたらそうなっていた、という自然な形ができます。ことさら観光を意識するのではなく、定住型に近いといえるでしょうか。

<市長>ベトナムやミャンマーでは、日本語を覚えたり、日本との繋がりをもつことで、地元に帰ってからのキャリアアップにつながりますね。 特に、戦争で国土が荒廃した歴史は、日本と共通点があり、親しみがわきます。

 

<三浦>私は、名門の高校をはじめ、中学校、小学校などで現地の日本語教師のサポートをするのが本務ですが、その他のミッションとして、日本文化を教えたり、日本の人たちにベトナムのことを伝えたりすることも課されています。学校でのミッション以外にも、江別の野菜のこと、レンガのことなど、様々な可能性を探っていきたいと考えています。江別に来てみたくなるような魅力発信をしていきたいと考えています。

 

<市長>健康に留意して、ぜひ、江別を大いにPRして、そして、ベトナムとの絆を作ってきてください。

<三浦>「きずな」ですね!

 

※市長から直接、江別ピンバッチ・江別カンバッチ・ワッペンなどのレアアイテムを手渡され「ベトナムで、元気な北海道江別市を紹介してきます!」と熱く語っていました※

日本語パートナーズ派遣業とは

三浦嘉大氏 日本語パートナーズ派遣事業によるベトナム派遣にあたり、江別市長を表敬訪問 三浦氏は、国際交流基金が主催する交流事業のひとつ「日本語パートナーズ派遣事業」で、江別国際交流協会からの推薦を受け、日本語教師としてべトナムへ派遣されます。 国際交流基金では、「日本語パートナーズ派遣事業」として、タイ、ミャンマー、インドネシアなど東南アジア各国に日本語教師を派遣しており、三浦氏は、ベトナムへの派遣第4期として2017年8月~2018年6月にかけて派遣される28名の日本語教師のうちの1人となります。 江別市民ブロガーズの運営などさまざまな地域活動をしてきた三浦氏は、日本語教師として江別とベトナムの架け橋となるべく、江別を代表して派遣されるにあたり、その心構えを伝えるため、江別市長を表敬訪問しました。