今回リポートするのは、野幌若葉町と酪農学園大学の間くらいにある「北海道林木育種場旧庁舎」から「市営森林キャンプ場」へ抜ける散策ルートです。
北海道林木育種場旧庁舎とは?
ところで、皆さんは、「北海道林木育種場旧庁舎」をご存知ですか?
かつて北海道の林業研究の要となっていた施設で、昭和2年建築の趣のある建物。使われなくなったため江別市が買い取って保存しながら活用を検討しているものです。
土曜日・日曜日は、森林散策などの休憩所として開放されていますが、取材当日は平日だったので外観のみ拝んでおきます。パンパン。
「旧庁舎」の趣のある外観は、昭和初期に流行った「ハーフテンバー」と呼ばれる建築スタイルらしいのですが、「ハーフ」は半分、「テンバー(ティンバー)」とは、丸太とか木材といった意味とのこと。いったいどんな建築様式なのでしょうか。
※裏側から見たらこんな感じ
さっそく、ネットで調べてみたら、こんなことらしいです。
~石造りのお城みたいは建築物は工事が大変だけど、木材のログハウスみたいに丸太のままもそれなりに材料調達が大変、、屯田兵屋みたいな板張りよりも格好良く作りたいな~というときに、木材の骨組みを見せたまま、その間を他の建材で埋めたら・・・あら、ヨーロッパの街並みみたいね~というのが「ハーフテンバー」なんですって(いい加減な説明でスイマセン)。
さて、現在も「旧庁舎」に隣接して「国立研究開発法人森林総合研究所 林木育種センター北海道育種」という施設があり、周辺には試験林が広がっています。これが、けっこう見ごたえあるんですねー。
いざ、ハイキングに出発
そうそう、今回の投稿の本題は、「森林散策」。実は、この場所から「試験林」の間の散策路を抜けて、徒歩30分ほどで、なんと森林キャンプ場に行くことができるのですよ。
まずは、案内図面で確認してみましょう。
・・・あれれ?この図面は、試験林の配置図ですね。まあ、ここで遭難する危険性は無いので、とにかく先へ進んでみましょう。
※新しい林木育種センター北海道育種場の駐車場の奥の方へ進みます。
試験林を楽しむ
整然と並んだ針葉樹の試験林は、行ったことないけどたぶんカナダみたいな風景。
随所に設置されている説明版を読みながら樹木の勉強をするのも楽しいですね。
やがて道が二股に分かれます。右へ行くと「大沢口」、左へ行くと「森林キャンプ場」です。この先、たとえ脇道があってもまっすぐ進みましょう。
自然公園ならではの出会い
育種場の試験林を抜けると「道立自然公園野幌森林公園」としての豊かな自然が出迎えてくれます。さっそく、市街地では、あまりお目にかかれない大型の蝶が日光浴をしていました。
巨大なイモ虫くんの決死の移動。日光浴どころじゃなく、早く草むらに逃げ込まなきゃ~。角のように見えるのは、頭じゃなくてお尻でした。大型の蛾の幼虫ですね。
それなりに「原始林」っぽい雰囲気も味わえます。とはいっても山奥じゃありませんので、目の前をムササビが移動するようなことはありません。クワガタやカナブンの気配もなかったですねー。
キャンプ場に到着~
と、突然、急に視界が開けました。結構あっけない展開でしたが、既にそこは「森林キャンプ場」でした。以外と近いのね。
このルートは、キャンプしている人が野幌若葉町のセイコーマートに買い出しに行くルートとして使われることもあるみたいです。ビールはすっかり温くなっちゃいそうですけどね。
車両の通行は禁止されていますので、守ってくださいね。
なんだか調子づいてきたので、今度は、大沢口へのコースを歩いてみようかな~。
その前に、ラーメンと餃子の量を減らさなきゃ。でも、チャーハンは食べたいな~。
北海道林木育種場旧庁舎を活用していただける民間事業者募集中
【江別市公式サイトよりコピペ】
江別市では、歴史的建造物「北海道林木育種場旧庁舎」を、民間で活用していただける方を随時募集しています。建物は、江別市の所有ですが、改修などの費用は活用していただける方の負担となります。詳細は、教育部生涯学習課生涯学習係(文化振興担当)へお問い合わせください。
なんと!そうなんですか!世界中のお金持ちの皆さま、ぜひ、「北海道林木育種場旧庁舎」をもっと素敵な場所に変身させてくださいな。#歴史的建造物テナント こんなハッシュタグ貼っておいたら大富豪の目に留まったりしてw